MCTオイルがダイエットに良さそうと聞いてやってみようかなと思った方は多いはず。
私もそのひとりです。
「油で痩せるってどういうことなん?」とめっちゃ疑問だったのですが、調べてみると話題になるだけあって、かなりダイエットに効果的!
ただ、最初に言っておくと
飲むだけで激痩せするわけじゃありません!!!!
正しく摂取しないと逆に太るなんてことになります。

やっぱ油だからまあまあカロリーあります。
ただ、油は上手に取り入れればダイエットの「味方」にもなります。以下の記事でも「脂質」との上手な付き合い方について紹介しています。
今回はMCTオイルとはいったい何者なのか、MCTオイルのダイエット効果や取り入れ方、注意点などを紹介していきます。
「油で痩せる謎を解明したい!」「正しく取り入れて効率よく痩せたい!」って方は、最後まで読んでみてくださいね。
そもそもMCTオイルとは?
MCTオイルとは「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」の頭文字を取ったもので、
日本語でいうと中鎖脂肪酸(ちゅうさしぼうさん)です。
中鎖脂肪酸は、一般的なサラダ油やオリーブオイルと比べて4倍も早くエネルギーとして消化されるため、脂肪として蓄積されにくい特徴があります。
「MCTオイルってダイエットにいいらしい!」と聞いて、気になってると思うのですが、MCTオイル単体で痩せるわけじゃありません。



あくまでダイエットをサポートする役割なので「飲めば痩せる!」と思ってガブ飲み(する人はいないと思うのですが)しても痩せません。むしろ太ります。
とはいっても、MCTオイルはなんとコレステロールが0。しかも、ダイエットに嬉しい効果はちゃんとあります。
ここからは、MCTオイルのダイエット効果について紹介します。
MCTオイルの3つのダイエット効果
MCTオイルを取り入れることで得られるダイエット効果は主に以下の4つです。
- 脂肪を燃焼しやすくなる
- 食欲を安定させる
- 腸内環境が整う
- 乳酸の蓄積を減らして持久力アップ
脂肪を燃焼しやすくなる
MCTオイルは、エネルギーとして脂肪を燃焼する作用を促し、体内の脂肪を減少させる働きがあります。
糖質制限とMCTオイルと掛け合わせれば、ダイエット効果アップ!
糖質の量を制限することで、脂肪をエネルギーとして使えるため、体脂肪が蓄積しにくく、ダイエットの効果を最大限に発揮します。



糖質をまったく摂らない極端なダイエットはNG。糖質メインだった食事をタンパク質多めの食事に切り替える感じの食事にしましょう。
「糖質ばっかで、食事変えるの難しい!」って方は、nosh(ナッシュ)を利用してみるのがおすすめ。レンチンするだけで、簡単に低糖質なヘルシー食にできます。
実際に食べてみたレポは以下の記事を参考にしてみてくださいね。
食欲を安定させる
MCTオイルは血糖値の乱高下を抑え、食欲を安定させてくれます。満腹中枢を刺激し食欲を抑える働きがあるため、空腹が感じづらくなる効果も。



MCTオイルは腹持ちがよくなるので、常に「なんか食べたい…」と思っていた方も「ごはん軽めでいいかな」という気分になりやすいです。
腸内環境が整い便秘の解消になる
MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、悪玉菌の活動を抑え、老廃物を体外に出すデトックス効果があります。
つまり、MCTオイルを摂取することで便秘が解消しやすくなるということ!実際私も、MCTオイルをプロテインに混ぜて使用しているのですが、快便すっきりになりました。



悪玉菌は腸内環境を悪くする原因。腸内環境が悪くなると、便秘や下痢だけじゃなく、免疫力が下がって体調不良になりやすいです。
健康的なダイエットには腸内環境を整えるのが大切。腸内環境が悪くなって、出すもん出せなかったら、体重なんて減りません。うんこ大事。
「腸内環境を整えて、便秘解消したい!」って方は、オールブラウンも効果的なので、朝食やおやつに食べるのもおすすめですよ。
ダイエッターさんにおすすめなオールブラウンは以下の記事で紹介しているので、便秘気味の方は試してみてくださいね。
乳酸の蓄積を減らして持久力アップ
MCTオイルは疲労の原因である「乳酸」の蓄積を減らしてくれます。MCTオイルの効果で疲れにくくなり、持久力がアップ!
いつもなら、1日の終わりに疲れて「筋トレなんてできない」って方でも、持久力アップのおかげで筋トレや運動を頑張れるように。運動を習慣化しやすくなるため、筋肉量を増やして痩せやすい身体づくりができますよ。
「どうしても筋トレ続かない…」って方は、以下の記事で筋トレが続かない原因と対策について書いているので、参考にしてみてくださいね。
自宅での筋トレが続かない!挫折しやすい理由と4つの対策を解説
ダイエット効果が出るまでにどれくらいかかる?
MCTオイルのダイエット効果が出てくるのは、年齢や食生活、運動習慣によって違いますが目安として1〜3ヶ月ほどです。



いきなり「ギュン!」と痩せたらいいんですけどね。
ちなみに持久力は2週間ほどで高まるそうです。
やはり、ダイエットは長期戦なので、MCTオイルもダイエット効果を発揮するために継続して摂っていきましょう。
食事にちょいプラス!MCTオイルの取り入れ方
MCTオイルは、短期間で効果が出るものではないため、ダイエット効果を発揮させるためにも継続的に摂取する必要があります。
そこで、ここからはMCTオイルを習慣化しやすいおすすめの取り入れ方を紹介します。
MCTオイルをちょいプラスしやすい食事例
- コーヒー
- スープや味噌汁
- 納豆にかける
- サラダのドレッシング
- ヨーグルト
- プロテイン



MCTオイルは決して加熱しないでください!MCTオイルは熱に弱く、加熱してしまうと健康効果やダイエット効果がなくなってしまいます!
特にプロテインと一緒に摂るのがおすすめです。プロテインにも満足感があり、MCTオイルと組み合わせることで空腹を感じにくくなります。
プロテインでタンパク質を効率よく摂取することで、筋肉量を増やして代謝をアップ!MCTオイルとの組み合わせにより、脂肪を燃焼しやすい身体づくりができます。
今までやってきたダイエットの中で、プロテイン置き換えダイエットはかなり効果ありました!詳しいやり方は、以下の記事に書いたのでやってみてくださいね。
プロテイン置き換えダイエットのやり方【効果は?おすすめは?】
MCTオイルを飲むおすすめのタイミングは?
MCTオイルは基本、いつ摂取してもOKですが、1番のおすすめは朝。
食欲がわかない朝は、朝食がわりに「プロテイン+MCTオイル」にすることで、お昼まで満腹感が続き「無駄な間食地獄」から抜け出せます。
最適な飲み方は、朝昼晩と3回に分けて飲むといいそうなのですが、カロリーが気になる方は、朝だけでもOKです。
夜寝る2〜3時間前に摂取すると、ダイエット効果と同時にリラックス効果も得られるんだとか。



ただし、MCTオイルを摂取するのは寝る2〜3時間前までにしましょう。活動量が少ない寝る直前に摂ると、エネルギーにならず中性脂肪として体内に蓄積されちゃいます。
MCTオイルの注意点
MCTオイルは簡単に取り入れやすく、ダイエットに効果的ですが注意点もあります。
MCTオイルの以下の2つに注意しましょう。
- 過剰摂取しない
- 副作用に注意する



上記2点以外にも前述した「低糖質な食事にする」「加熱しない」「寝る直前に飲まない」っていうのにも注意しましょう。
過剰摂取しない
忘れちゃならないのは、MCTオイルは「油」なので、まぁまぁカロリーがあります。1gあたり9kcal。過剰摂取するとカロリーオーバーになって太ります。
1食あたり小さじ1(5ml:40kcal)〜大さじ1(15ml:121kcal)を目安に摂取しましょう。



大さじ1だけで121kcalっておそろしい…カロリーはあるけど、脂肪になりにくいから大丈夫(震え)
さらに、過剰摂取すると下痢を誘発するリスクがあります。身体が慣れてないと、お腹をこわしてしまうかもしれないので、最初は少なめで摂取してみてください。
副作用に注意する
MCTオイルを摂取することで、腹痛や下痢、めまいや好転作用などの副作用が起こる場合があります。
好転作用は、身体の症状がいい方向へ向かうときに一時的に起こる不調のこと。好転作用であれば問題ないのですが、特に注意したいのがアレルギー反応を起こしやすい人です。
以下の症状がよくある人はMCTオイルが体質的に合わないかもしれないため、摂取は控えましょう。
- 風邪ではないのに鼻水・鼻づまり・くしゃみが出やすい
- 花粉症
- アトピーや蕁麻疹が出やすい
- 皮膚をかくと赤みが出る
- 環境の変化に敏感



私はアレルギーがありますが、MCTオイルを摂っても問題ありませんでした。身体に合わない方は、体調崩すとダイエットどころじゃないので、無理に取り入れないでくださいね。
ダイエットに効果的なMCTオイルの選び方
MCTオイルは国内だけで約200種類以上もあります。「どれ選んだらええねん!」ってなるので、MCTオイルの選び方について紹介します。
MCTオイルは以下のポイントを抑えて選んでください。
- 国内で製造された無添加のものを選ぶ
- 中鎖脂肪酸100%のオイルを選ぶ
- ガラス瓶に入ったものを選ぶ
- サラサラで無味無臭のものを選ぶ
国内で製造された無添加のものを選ぶ
MCTオイルは国内で製造されたものを選ぶのがおすすめです。
海外で製造されたものだと以下のようなリスクがあります。
- 不純物が混じっている
- 輸入の際に酸化してしまう
油は酸化してしまうと、身体に悪い影響をもたらします。不純物が混じっていると酸化しやすいので、国内で製造されたものを選びましょう。
MCTオイルは比較的、酸化しにくい油ですが、まったく酸化しないわけではありません。
酸化を防ぐために、直射日光を避けて冷暗所(常温保存OK)で保管し、開封後は1〜3ヶ月で使い切りましょう。



無添加で「化学溶剤不使用」と明記されているものだと、安心して摂取できます。
中鎖脂肪酸100%のオイルを選ぶ
ダイエット効果を発揮したいなら、中鎖脂肪酸100%のものを選びましょう。
中鎖脂肪酸は消化吸収スピードが早く、脂肪をエネルギーとして使う働きを促してくれます。
おすすめは「C8」と「C10」しか配合していないと明記しているものを選びましょう。



C8(カプリル酸)が最も消化吸収が早くエネルギーになりやすいらしいです。
通常のMCTオイルは「C8(カプリル酸):C10(カプリン酸)=6:4」で生成されていることが多いんだとか。
難しいんで「C8」「C10」って書いてあればOK
ガラス瓶に入ったものを選ぶ
たまに、ペットボトル容器に油が保存されているものもありますが、ガラス瓶に入っているものを選んでください。
油はプラスチックとの相性が悪く、プラスチックの化学物質が溶け出してしまう恐れがあります。
MCTオイルの品質を保つためにも、光や空気を通しにくい遮光されたガラス瓶に入ったものを選びましょう。
サラサラで無味無臭のものを選ぶ
MCTオイルの種類によっては、ココナッツの風味が残っていたり、ドロドロしたりするものがあります。毎日の食事にプラスしやすいように、癖がなくサラサラした無味無臭のものを選びましょう。



続けやすいことが大事
まとめ
今回は、MCTオイルのダイエット効果や取り入れ方、注意点などを紹介しました。
MCTオイルのダイエット効果をまとめると以下のとおりです。
- 脂肪を燃焼しやすくなる
- 食欲を安定させる
- 腸内環境が整う
- 乳酸の蓄積を減らして持久力アップ
MCTオイルを摂るだけで、激痩せなんてことになりませんが、ダイエットの効率は上がります。簡単に取り入れやすいので、身体に合っている方は試してみてくださいね。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!他にもダイエットに役立つ情報を、実体験を元に解説してるので、よかったら他の記事も参考にしてくださいね。
一緒にゆるっとダイエットしていきましょう!
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